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KAPAYAPAAN PROJECT

フィリピンのBBOYたちによるプロジェクト“KAPAYAPAAN PROJECT”

CULTURE

2017年3月にCYPHERCODE CREWが参加した、フィリピンのBBOYたちによって運営される“KAPAYAPAAN PROJECT(カパヤパンプロジェクト)”。そんなCYPHERCODE CREWが“GIVE IT BACK TO THE COMMUNITY(コミュニティへの還元)”として、BREAKIN FREE WORKSHOPと衣類の支給を実施し、その時の映像をまとめたショートドキュメンタリー映像が公開された。危険が多くストリートで練習することができない街に住む彼ら。そんな彼らにとってHIPHOPとは何か。是非このMOVIEを見て確認して欲しい。

今回、CYPHERCODEとして“KAPAYAPAAN PROJECT”に参加したKATSU 1、STEEZにインタビューを敢行。実際に現地を訪れて感じたこと、学んだことなど、2人のリアルな言葉が伝わってくる。

CYPHERCODE / KATSU 1、STEEZ INTERVIEW

【Q1】このプロジェクトに参加する経緯を教えてください。

もともとフィリピン生まれで現在イギリス在住のBBOY MAUSEとオーストラリア / FRESH SOXのBBOY NASAがこのプロジェクト(カパヤパンプロジェクト)をやっていました。このプロジェクトについて話をしている中で、友人のBBOYにもたくさんストリートチルドレン出身のBBOYがいるということに衝撃を受けました。それから「彼らに何かできないか?」というのをずっと思っていて、今年3月にCYPHERCODEとしてこのプロジェクトに参加させてもらって、無料のワークショップと現地のBBOYたちにウェアの提供をすることになりました。

【Q2】実際に現地へ訪れて感じたこと、学んだことはありますか?

まず空港に着いた瞬間からストリートチルドレンが、いろんな物を恵んでもらいたいと集まってきました。一人にあげると他にもたくさんのキッズにあげないといけない。そこでカパヤパンのメンバーのSAS CREWのBBOYが「BREAKINを知っているか?」と質問をして、もともと踊れる子にはワンムーブをさせ、知らない子にはその場でワークショップをやりワンムーブさせる。そして出来た子供にお金をあげる。最後に「興味があるならカパヤパンにおいで」と言うのです。これがマニラに着いて最初のショッキングな出来事でしたね。

貧困地域にいる彼ら(カパヤパン)のHIPHOP文化に対する考え方や、HIPHOPを通して子供たちに伝える力、そういったものを肌で感じることができ、日本でHIPHOPをやっているのとはまた違うもの感じました。

実際、ケアしてくれた仲間だと思っていた子のカバンからナイフが出てきたり、滞在していた約1週間の間にその地域の道端で頭を撃ち抜かれた人が2人いたり、練習中にカパヤパンのボスが安全のために銃を所持していることなど、日本ではありえないことがたくさんありました。

そんな中で育つ子供たちからは、ものすごいパワーを感じました。口ではとても説明できないほどのパワー。でも彼らはそれをパワーのあることだとは思っていないと思います。恵まれた環境でHIPHOPをできている私たち。このような環境でも平等な気持ちでできるHIPHOP。日本に帰ってきた私たちは「これから何ができるのか?」。一人一人持ち帰った答えは違うと思いますが、HIPHOPを通して学んだことは「今ある環境の中で、言い訳なしで全力で生きる」ということを学んだのかもしれないですね。

最初は「助けたい」という想いで行きましたが、彼らと生活を共にしているとその考え方が間違っていたなと思うようになりました。助けたいという想いではなく、余裕があればないところに自ら足を運び、「一緒に楽しむ」という気持ちでいることがベストだと気がつかされましたね。

【Q3】現地の子供たちと触れ合い、印象に残っているエピソード / 言葉はありますか?

特に印象に残っている言葉は3つあります。

カパヤパンプロジェクトのSAS KIDSのBBOYSに「HIPHOPって何?」と聞いたところ、その答えが「YOU(君自身だよ)!」でした。昔KRS-ONEに聞いた時と同じ答えだったんです。まだ10歳足らずでこの答えを出せるマインドは、あの環境で育っているからなのかなと。

それと今回のCYPHERCODEのテーマにも使わせてもらった、「GIVE IT BACK TO THE COMMUNITY」「SHARE THE VIBES」です。これは現地のBBOYたちが常に言っていました。余裕のあるところから余裕のない現場へ還元をすること、そして一緒に同じVIBESを共有する。これがこのプロジェクトの全てだと思います。

あとはイベントの最後にキッズたちへ言ったNASAの言葉ですかね。「心配しないで。僕らはどこにも行かない。一緒に上がっていくんだ!」「助けてあげている」という感覚ではなく、一緒に成長して、一緒に築きあげて行こうというメッセージでした。この平等の目線がすごい印象的でした。

【Q4】今回の活動を機に、今後取り組んでいきたいことは?

カパヤパンプロジェクトは毎回何かしらのサポートを行い、交流をしていくつもりです。それ以外にも、インド、中国、ベトナム、スリランカ、ウガンダでも同じようなことをやりたいという話はあります。日本より貧しい国は世界中たくさんあります。しかしそこでHIPHOPをやっていてそこから「生きる意味や価値」などを見出している人も多くいます。そういった地域にもこのような活動はもっとやっていきたいと思っています。いつかその国のストリートチルドレンと日本のキッズを交流させたいですね。そこで彼らがお互い何を想い何を感じるのか。こういったプロジェクトを通して彼らの生きる糧になるようなことをもっとしていきたいです。そして、BBOYINGをやっていることで、彼らに「夢」を持たせてあげることが僕たちの目標です。今後もCYPHERODEとして手の届かないカルチャーをサポートしていきたいですね。

KAPAYAPAAN PROJECTとは?

“カパヤパン”とはフィリピンの言語、タガログ語で“平和”。HIPHOPカルチャーを通して貧困地域で育つ子どもたちにダンスを教えつつ、週2日間、彼らの家の庭で学校を開き、英語、算数、アートなどを教えているプロジェクトだ。この団体を行っているのが、フィリピン生まれで現在UKに住むBBOY MOUSE(ビーボーイ マウス)と東南アジアを代表する地元フィリピンのクルー・SAS CREW(サスクルー)のメンバーたちだ。

CYPHERCODEとは?

HIP HOP CULTUREの核のひとつ・B-BOYからインスパイアされたMINDとLIFE STYLEから発信されるWORLD WIDEに発展するサブカルチャーとストリートファッションを結ぶプロダクト。

★Give It Back To The Community in Philippines by Cyphercode



★CYPHERCODE 公式サイト
http://cypher-code-japan.com/

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