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KAZtheFIRE

INTERVIEW RIEHATAのダンス遺伝子を引き継ぐKAZtheFIREが盟友KAITAと最初に交わした言葉とは?

KAZtheFIRE

あのクリス・ブラウンと共演を果たし、日本だけでなく世界からも注目されているダンサー・RIEHATAの遺伝子を受け継ぐダンサーたちがいる。今回インタビューをしたKAZtheFIRE(Dr.SWAG / RIEHATATOKYO / HATABOY)もそのひとりだ。クリス・ブラウン「Party ft. Gucci Mane, Usher」のMV出演、JACKSON WANG「GENERATION2」「PAPILLO」のMV出演など、ダンサーなら誰もが羨む経歴を持つ恐るべき10代ダンサー。そんなKAZtheFIREにインタビュー!

初めてRIEさんを見て、もう一目惚れしちゃって! 俺がやりたいのはこれだと

ーーダンスを始めたキッカケを教えてください。

「お姉ちゃんとお兄ちゃんがダンスをやってて、俺は最初嫌々やってたんですよ。スポーツジムでやってて、そこからお姉ちゃんが本格的にダンスをやっていたので、所属していたチームのオーディションを無理矢理受けさせられてという感じです。」

ーー最初は嫌々ダンスしてたということですが、ダンスは何がきっかけでハマったのかな?

「単純に楽しくなってきたという感じですけど、悔しさを感じたことも大きいかもしれないです。通ってたスタジオはコンテストに出るピックアップ生とそれ以外で別れてたんですよ。ピックアップ生は先生が付いて振付をやっているのに、それ以外の子達は先生のアシスタントが基礎を教えるみたいな感じで。俺はそれ以外側だったんですけど、絶対にピックアップ側に行ってやろうって思ってました。」

ーー今はダンスファッションも魅力的だけど、当時はどんな格好でスタジオに行ってたの?

「レッスンの時は普通にスウェットとTシャツです(笑)。でも、当時からファッションは気にしてましたね。俺が小学2年生くらいの時にお姉ちゃんがDJと付き合っていたので、その影響で洋楽にハマってました。海外アーティストのPVもよく見ていたので、ファッションも影響受けてましたし、ネックレスとか昔から好きでした」

ーーどんな洋楽を聴いてたのですか?

「NE-YOとかBow Wowとか超ハマってました。寝るときもヘッドフォンしながら洋楽聴いてて、家族が寝てると思ってヘッドフォンをとったら、ガツガツのHIPHOPが流れてたって笑い話になってましたね(笑)。」

ーー昔はスタジオで習ってて、今はRIEHATAさん教わってますけど、RIEHATAさんとの出会いを教えてください。

「中1の時にそのスタジオのダンスチームで”ヒカリノアジト”というイベントに出たんですけど、そこで初めてRIEさんを見て、もう一目惚れしちゃって! 俺がやりたいのはこれだって思って、すぐにスタジオとチームを辞めて、RIEさんの元に行きました」

ーー行動力がすごい! そこからRIEHATA さんのレッスンに通うようになったのかな?

「そうです。最初はブギーゾーンというダンススタジオに行って、3回目のレッスンの時にKAITAと踊ったんですよ」

スタジオで一緒になった時もドキドキしてヤバかったですね(笑)

ーーKAITA君とはその時初めて会ったのですか?

「KAITAはLOL K!DZで超有名だったので、俺がヤバイくらい一方的にファンでした。コンテストで一緒になった時とか、一緒にコンビニに入るだけで、もうムリーみたいな(笑)。年齢は一緒だけど、超かっこいいし、めっちゃファンだったんで、スタジオで一緒になった時もドキドキしてヤバかったですね(笑)」

ーーKAITA君と最初に話した言葉とか覚えてますか?

「RIEさんが、レッスンのピックアップで俺とKAITAの二人で踊らせたんですよ。レッスン後にRIEさんがKAITAを連れてきて、一緒に組みなさいって言ってくれて。連絡先交換したんですけど、ずっとヤバイって思ってました。当時、スウェットで踊っていたので「スキニーってどこで売ってますか?」って聞いたのを覚えてます(笑)」

ーーその後、チームを結成したんですよね。チーム名の由来はありますか?

「中2の時に二人でDr.SWAGを結成して、チーム名をどうするかRIEさんとDeeさんに相談したんです。結果、Deeさんの”D”とRIEさんの”R”をとって、“Dr.SWAG”になりました」

ーーKAZ君にとってRIEさんはどんな存在ですか?

「女王でお母さんです。本当にRIEさんが俺の人生を作ってくれたと思ってます。RIEさんが死んだら生きて行けないです(笑)」

ーーでは、KAITA君は?

「良きライバルで良き友です。KAITAといると本当に楽しいし、刺激も受けるし、めっちゃいい関係です」

ーー尊敬するRIEHATAさんから言われて、印象に残っている言葉はありますか?

「"願えば叶う"と"辛いことがある方を選んだ方がいい"です。楽な道じゃなくて、あえて辛い道を選んだ方が、後のご褒美は大きいと教わりました。

ーーその辛い道を今まで選んで来て、言ってた通りだなって感じたことはありますか?

「最近の話だと、”Asia Camp”という世界のすごいダンサーが集まるイベントがあるんですけど、去年の”Asia Camp”の時にRIEさんに来た方がいいと言われたので、次の日に自腹で行ったんですよ。アピールして来いってことだったんですけど。そしたら、次の年に講師としてオファーされました。大好きなダンサーの中に俺の名前もあって感動しましたね」

動画だけじゃなく、ちゃんと一人一人見て真剣に教えたい

ーーダンサーとしてのこだわりやポリシーを教えてください。

「振付をする時に、曲とマッチしているかを意識してます。歌っている人の声が落ち着いてるのに、がっつり踊ってもダメだし、曲の世界観だけじゃなくて音の強さも気にしてますね。曲とダンスが気持ちいい感じにマッチしている所を表現できるように考えてます」

ーー今はダンスを教える側にもなりましたが、教える時に心がけていることは?

「最近思うのは インスタグラムが流行ってきて動画目当て、って感じになってきちゃってて、、、僕もそうだったのですが、やっぱり動画じゃなくて生徒一人一人みてちゃんと教えるということをきおつけています」

みんなすごいので、逆に俺も頑張らなきゃなって

ーー同世代や日本の10代ダンサーをどう見てますか?

「もうすごいとしか言いようがないです。みんな俺よりヤバイからなぁ。バトラーもすごいと思うし尊敬です。今度一緒にWSをやるReiNa(RIEHATATOKYO /QueenMe)とかも年下だけどすごくうまいし。みんなすごいので、逆に俺も頑張らなきゃなって思います」

ーー学生の頃ってどんな一日を過ごしてたのですか?

「世界大会の”Body Rock Junior”があった時は、5月くらいまで毎日リハでしたね。結構暇な時間もあったので、一日中ダンスのことを考えてました。ジムに行きながら、どんな動画撮ろうかなとか。あとは夢の計画を立てたり、小さいことから達成していって、次に行くみたいな感じで。結構大事な時間でしたね」

ーー10代の子らしく好きな女の子をどう口説くとかは考えなかったの?

「それもあったかもしれないですね(笑)」

クリス・ブラウンがキレてる?! 俺もう終わった・・・って思った

ーー「Party ft. Gucci Mane, Usher」のMVで、クリス・ブラウンと共演しましたが、まだメディアとかで話してないエピソードはありますか?

「実は撮影現場に行くまでが大変だったんですよ。共演の話がRIEさんのところに来たんですけど、俺はそのとき中国で3日間のWSをやってたんです。見事に撮影日とWSが被ってたんですけど、ダンサーとして一生に関わる事だったので、RIEさんとかがWSのスタジオや主催者に掛け合ってくれて、スケジュールを確保できました。でも、空港に行ったら荷物検査に引っかかってしまって、乗らなきゃいけない飛行機の時間が過ぎちゃったんですよ」

ーーそれはもう終わった・・・って思っちゃうよね。

「思いました(笑)。でも、諦めずに走ったら飛行機が遅延してて間に合ったんですよ! 無事日本に帰国しました。成田に着いたんですけど、そこで東京からL.Aに行く便が羽田からって気づいたんですね。そこでも、俺もう終わった・・・って思ったんですけど、家族との連携プレーもあって、無事にL.Aに行けました」

ーーすごいバタバタだったんですね(笑)。

「あれはいろいろ運命が重なって行けた感じです。何かひとつでもミスってたら行けなかったですね。でも、L.Aついてからも間に合わないかもって状況になって、現地ではクリス・ブラウンがキレそうみたいな緊迫した空気になっていたみたいなんですよ。でも、無事に間に合いました!」

ーーそれは初耳でした(笑)。間に合ったから笑えるエピソードですけどね。 実際に撮影現場はどうでしたか?

「クリス・ブラウンも「よろしくねー」みたいな感じで気さくに話しかけてくれましたよ。その後、こういう風にしたいという説明があって撮影に入りました。そこの現場すごかったですよ。俺が見てたすごいダンサーばっかりでしたし、普通にご飯を食べてたら近くにアッシャーがいたりして、ビックリの連続でした。あとクリス・ブラウンの現場はスマホを絶対にいじっちゃダメです。怒られるらしいので」

爪痕を残していきたい

ーーKAZ君はこの先どういうビジョンを描いていますか?

「今年の目標がアーティストの振付をすることだったんですけど、GOT7のジャクソン・ワングの振付をしたので、来年はアーティストのライブツアーに参加したいです」

最終的な目標はありますか?

「ゴールはダンススタジオを立てて、家族と一緒に経営したいですね!」



(撮影●関純一 取材・文●のざたつ)

■KAZtheFIRE PROFILE 
https://dancefact.jp/dancers/2000022686/


■ReiNa&KAZtheFIRE_Dance movie


■KAITA THE HATABOY_Dance movie