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SHO→RI

10代限定 1on1 ダンスバトル「THE ONE」レポート!

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10代ダンサーNo.1の座を決定する1on1のバトルイベント"DanceFact Presents「THE ONE」"が、3月25日(日)に東京アナウンス学院アトリエクマノで開催された。



"THE ONE"は、今回初開催ながら、ゲストバトラー・MC・DJ・ジャッジに間違いないメンツを揃え、賞金総額100万円、ラッパー・Rude-αとのコラボレーション権獲得、タフネスギア CASIO「G'zEYE」など、豪華報酬も注目を浴びていたバトルイベントだ。さらに、10代のダンスバトルであるが、キッズダンスのイベントではないので、ジャッジ、DJ、MCもすべて豪華メンツを招集し、大人の大会と変わらない状況と姿勢でバトルが進行されるという、非常に質の高い10代ダンスバトルになっていた。



イベント当日、会場はバトラーと観客で埋め尽くされ、ダンスバトル特有の緊張感と久しぶりに顔を合わせるライバルや仲間たちとの再会に、盛大な盛り上がりを見せる。その中で予選と本戦を勝ち抜き、決勝の舞台に上がったバトラーたちのダンスバトルをレポート!



バトルは最後まで何が起こるかわからない! BREAKIN’を制したのは?

BREAKIN’の決勝は、予選から勝ち上がったYU-KIと、ゲストバトラーのShigekix。ブレイキンの世界四大大会に数えられる"Red Bull BC One 2017"でベスト4になった実績を持つShigekixが有利と思われたが、そんな予想通りにことが運ぶほど、"THE ONE"の舞台は甘くなかった。



先行したShigekixがパワームーブ、フットワーク、フリーズを立て続けにキメて、堂々としたムーブで攻める。それに対し、YU-KIはフットワークからウィンドミル・クリケットとスムーズなパワームーブのつなぎで対抗した。



2ムーブ目も、激しいブレイキンの応酬が繰り広げられ、どちらが勝ってもおかしくない状況であったが、YU-KIがすべてを出し切るようにパワームーブを途切れなく連続で繋げて、Shigekixから勝利をもぎ取った!



ダンスの面白さが集約された神バトルの連発! WAACKを制したのは?

WAACKは本戦から誰が優勝してもおかしくない高レベルなバトルが連発。ジャッジ陣も面白いバトルが多かったと明かすくらい印象的なバトルを勝ち進んだのは、RyujiとYUU。性別、衣装のテーマ、世界観、見せ方。すべてが異なる両者の戦いは、WAACKの奥深さと、WAACKがこんなに面白いダンスジャンルなんだという発見を与えてくれた。



Ryujiが、うねる音を腕で、跳ねる音をターンで踊り、自分の解釈でWAACKを見せる。対するYUUはミュージカリティを意識したムーブで会場を盛り上げ、ジャッジ陣からも笑顔を奪い取り場を支配していく。



2ムーブ目は、YUUの作った空気感を一掃するために上着を脱いで、持てるすべてを出し切るムーブで勝負をかける。その気迫を受け取ったYUUは、相手を倒すというより、Ryujiと一緒にダンスで遊ぶような相手を巻き込むムーブで独自のダンスを再構築していった。



もはや勝敗は一瞬の空気感、ジャッジの好みによる細かい部分に委ねられるレベルに。その中で、WAACKのカルチャーと自身のダンスでジャッジの心をキャッチしたRyujiに軍配があがった!

激戦再び! POPPIN’を制したのは?

優勝候補多数の有名10代ポッパーの名前が連なったPOPPIN’の決勝は、FORCE ELEMENTSのTAKUMIと優弥を倒した、らんきちとRingo Winbeeのカードに。

実はこの二人、2月に"D-PRIDE"というPOPPIN’バトルの決勝で戦ったという背景を持つ。

その時は、らんきちが優勝したが、Ringo Winbeeも黙っちゃいない! リベンジを果たすため、バチバチのバトルが繰り広げられた。

自分を崩さないポッピンでぶつかり合う両者。先行したRingo Winbeeは、職人のようなヒット&ウェーブやミュージカリティーを感じるムーブで、らんきちはベーシックに裏付けされた説得力のあるポッピンと体のどこからでもヒットを打つことができるマニアックなムーブで対抗する。



10代ポッパーの頂点をかけた再戦は、らんきちがRingo Winbeeを倒して、優勝を勝ち取った!

予選から激戦区! LOCKIN’を制したのは?

エントリーも多く、日本全国の屈強なバトラーが集まっていたLOCKIN’の決勝カードは、堅実なLOCKダンスで勝ち上がってきたHA-KUNと、ゲストバトラーのSHO→RIに。

ジャッジのすずきゆうすけが「全体的に崩して踊る子が多く、かかる音楽に対してのアプローチなので、いいとは思うのですが、その中でもLOCKINGがきちんと出来るかどうかが、分け目になった」と総評していた通り、LOCKの技を堅実に決めていくHA-KUNとSHO→RIのバトルは、これぞLOCKIN’と思わせるバトルに!



シャープかつ丁寧に技をつなぎ、ムーブを作っていくHA-KUNに対し、SHO→RIはパワフルかつ派手さを兼ね備えたムーブで圧倒していく。技の見せ方が対照的な両者であったが、ギターの音に合わせてベビーシッターを見せるなど、技と音の認識を豪快に表現してジャッジの心をキャッチしたSHO→RIに軍配が上がった!



音楽が心地よい中でグルーヴィーな戦いが連発! HIPHOPを制したのは?

DJ OBAの流す音楽にジャッジやダンサーが興奮するなか、曲の背景やニュアンスをよりグルーヴィーに踊ってきたTRACEYとTaigaが決勝へ。

全バトルの決勝に言えることであるが、本当にどちらが勝ってもおかしくないバトルがHIPHOPでも繰り広げられた。



Taigaが曲に合わせてムーブをキメていくと、ジャッジのTAKUYAも思わず嬉しそうな笑顔でTaigaのダンスを楽しむ。一方、TRACEYはここまで陽気な曲でのバトルが多かったが、ここではドープな曲がかかり、音楽に合わせて黒い踊りを見せていたのが印象的。



両者、曲に対して自分のダンスで気持ちよく踊り、お互いを高め合うクリーンなバトルを繰り広げていたが、自身のダンサーとしての世界観がより濃く出ていたTRACEYが、ジャッジの票を集め優勝に輝いた!

ダンスの深さを伝える! バトル優勝者とジャッジによるエキシビジョンマッチ

全バトルが終了したあとは、バトルの初代チャンピオンとジャッジによるエキシビジョンマッチが行われた。勝敗を決めるバトルではないこともあり、伝えたいこと、見せたいものを伝え合うというバトルになっていたのが印象的。



今回の優勝者たちは、真摯にダンスと向き合い技術を磨いているバトラーが多かったように思えるが、逆にジャッジは、技で返すというよりもグルーヴやカルチャー、音楽の楽しみ方。さらに、ダンスで遊ぶというムーブで応える。

その光景は、まるで「ダンスはもっと奥が深いし、楽しいものだから、これからそういう部分を掘り下げて上手くなってね」と、ダンスで会話をしているかのようだった。





こうして10代ダンサーによる熱いダンスバトルが繰り広げられ"THE ONE"は幕を閉じた。



最高のバトルをして、勝ち残れば強いバトラーとして賞金報酬を受けることができる。さらに、イベント終了後もアーティストとのコラボやメディア出演など、今後のバックアップも約束された"THE ONE"。

今後、ダンサーがモチベーションを高く挑めるバトルイベントとして、要チェックなイベントに名を連ねるだろう。



ただ、それだけでなく、ジャッジのWING ZEROが「普段見れない他のジャンルの同世代達の有志も観れてお互いが高め合える良い空間だと思いました。今回逃してしまったTeenagerは是非次回参戦して欲しいと思います!」と、コメントしていた通り、"THE ONE"はダンスのレベルをあげ、同士と高め合い、そしてダンスは楽しいものだというものを体感できるバトルイベントだ。



今後の展望として全国で開催が予定されているので、ダンスを上手くなりたい! 結果を残したいという10代ダンサーは、ぜひ挑戦してほしい!

そして、全国のダンスファンには、10代ダンサーの熱いバトルを生で体感して、その感動を共有してもらいたい!

■DanceFact公式YouTube
https://www.youtube.com/c/DanceFact

■ CASIO「G'zEYE」
https://casio.jp/dc/gzeye/

<<結果>>
1on1 バトル
■BREAKIN’
1st:YU-KI
2nd:Shigekix

■WAACK
1st:Ryuji
2nd:YUU

■POPPIN’
1st:らんきち
2nd:Ringo Winbee

■LOCKIN’
1st:SHO→RI
2nd:HA-KUN

■HIPHOP
1st:TRACEY
2nd:Taiga

<動画投稿>
BREAKIN’
優勝:B GIRL LURK

WAACK
優勝:ブッタウララッチ

POPPIN’
優勝:らんきち

LOCKIN’
優勝:HIYORI

HIPHOP
優勝:Sienna